この記事をご覧のあなたは、
本や雑誌で『骨盤のゆがみは妊娠を妨げる』のような記事を読んで、骨盤矯正しようとがんばってみたけど、
- たくさんありすぎて何をやったら…
- やってみたものの身体が硬くてムリ…
- まとまった時間がとれなくて…
と思っているのではないでしょうか?この記事では、骨盤のゆがみを自分で矯正する方法をご紹介していきます。
こんにちは!妊活プレップ整体師の竹内昭夫(たけうちあきお)です。
私は【妊娠しやすいカラダづくりは自分でできる!】を掲げて39歳以下の原因不明不妊でお悩み女性の方へ妊娠しやすいカラダづくりを教えています。
冷え性や便秘は妊活の女性にとって大きな妨げになるのですが(この話はまた後日)冷え性や便秘の一因に〝骨盤のゆがみ〟があります。
そこで、ぜひ、あなたに骨盤のゆがみを自分で矯正していただきたいのですが、
今回の記事の、骨盤のゆがみを自分で矯正する体操やエクササイズは、ポイントさえ押さえておけば複雑で難しいエクササイズでなくても骨盤矯正できる。ことをご紹介いたします。
せっかくの努力が無駄になっているかもしれません!!
せっかくエクササイズをしても次ようなやり方では、骨盤のゆがみは治らない、または、悪化してしまいます。
- お手本のポーズに近づけようとがんばる
- 関節や筋肉が痛くても我慢しながら行う
骨盤のゆがみは、無理をしたり我慢するエクササイズほどよくなる。と思っている方が多いのですが、実は負荷をかけない方が効果的なのです。その理由は↓コチラ
身体に負担をかけないエクササイズがよい理由
筋肉には筋紡錘(きんぼうすい)という『伸ばしすぎ防止センサー』があります。
このセンサーはひじや肩などの関節を無理に伸ばそうとすると筋肉の断裂を阻止しようとして筋肉を縮めるという役割りがあります。
また、
指先に熱いものが触れてしまったとき、さっ!と手ひっこめた経験は誰にでもあると思いますが、〝熱い!痛い!〟と危険なことがおきると筋肉は反射的に緊張します。
このように筋肉は伸ばしすぎたり緊張すると硬くなってしまうので、からだがリラックスして骨盤がいい状態になるどころか逆に緊張して硬くこわばってしまうのです。
だから、
体操やエクササイズで身体に無理をさせてはいけないのです。
ひと工夫するだけでエクササイズの効果が上がる!?
突然ですが、もし、大きな石を動かさなければならないとしたら、『テコの原理』で石を動かすことはできないかと棒を探しますね。
骨盤を矯正するエクササイズでも、
ちょっとひと工夫を加えるだけで効果が高くなることがあります。代表的なものを3つ挙げます。
1. 水の力を借りる
湯船につかりながらでもできる(後ほどご紹介するエクササイズでは無理ですが…)なら、お風呂の中で行っていただくとよいです。
湯船では浮力が働き必要以上に筋肉を使う必要がなく、関節にかかる負荷も減るからです。
2. リンパの力を借りる
エクササイズの前に関節をさすって柔軟性が高めておくことをお勧めします。
関節には多くのリンパがありリンパをさすると柔らかくなります。ちなみに、リンパは押さず、かならず『さすって』ください。
3. 呼吸の力を借りる
息を吐くと筋肉の緊張が解けて、いつもより大きな力が出ます。
テニスで球を打つ瞬間に「ハッ!」と声を出している場面をご覧になったことがあるのではないでしょうか。
もうちょっと筋肉を伸ばしたいというときには、息を吐きながらおこなうとよいでしょう。
簡単で効果的な初心者向けの骨盤矯正エクササイズを紹介します
骨盤のゆがみや肩こりなどに使える体操を紹介いたします。とっても簡単なのですが毎日続けるとちゃんとゆがみが矯正できるスグレモノ。
このエクササイズを私は【 腕回し体操 】と命名したのですが手順は次のとおりです。
- 横向きで寝ます(左の肩を上にする)
- 上半身だけ仰向けになる(左の上半身を倒す)
- 左の腕をゆっくり大きく回す(10回ずつ)
- 反対側の横向きになって1~3を行う。
特に気をつけていただきたいのが(2)です。上半身だけ仰向けになるとき、両方の肩甲骨が床に(なるべく)つくように、しっかり仰向けになってください。
この体操は、ただ腕を回せばよいというものではなく、肩関節がもっとも気持ち良い角度になるよう腕の角度を調整しつつ無理のない範囲で行うことがコツです。
したがって、
肩の関節をゆっくりと回して“心地よい伸び”を楽しむことで、肩甲骨まわりや脇の筋肉が柔らかくなり、かつ、骨盤の矯正にもなる優れたエクササイズです。
肩の筋肉が硬くて動きにくいときは、エクササイズを始める前に、首や肩甲骨や鎖骨、肋骨をさすってから行うとやりやすくなります。
関節に痛みや違和感を感じるときはすぐに中断してください。あくまで自己責任のもと行っていただくようお願いします。
まとめ・妊娠するための骨盤づくりの方法や考えかたはひとつじゃない
最近、読者さんから,
「妊娠しやすいカラダになるためのエクササイズを教えてください 」という質問をよくいただくので、
実際にかつて妊娠できずに悩んでいた方にぶっちゃけ聞いてみました。
すると、これといったお決まりのものはなく、皆それぞれに自分のやりやすい方法で骨盤を矯正していたのです。
いろんなエクササイズを織り交ぜていた方もいれば、ひとつのエクササイズだけを徹底的に行っていた方もいます。
これは受験勉強に例えるとわかりやすいかもしれません。
・ひとつの教科だけを集中して勉強する。
・いろんな教科を偏りなく勉強する。
どちらの方法を用いても合格すればよいわけです!
骨盤矯正も同じで、自分のやりやすいスタイルでコツコツとやり続けていくこと。それが健康なからだづくりの近道。
すなわち、妊娠しやすい体質になれる近道なのです。
骨盤のゆがみを矯正するエクササイズはゴマンとありますが、どれが正しい間違いではなく自分にあったものを選択し、身体の特性を生かしながら無理なくコツコツ続けることですね。
気をつけよう、自己流は事故のもと。
反対に、もっとも良くないのは自己流で間違った方法を続けてしまうこと。自己流であなたがいつまで経っても骨盤をずれたままにしないためにも、
自分のやり方、考え方が間違っていないか不安な方やもっと知りたい方は、妊活や骨盤のことならなんでもきける個別相談会を行っていますので、ぜひご活用ください。