いま、このページをご覧になっているあなたは、
若いうちに卵子を採取しておいて数年後に妊娠すればいいのでは。(このような妊活を卵活という方もいるようですね)
と考えて情報を探しているところでしょうか。
もしかしたら、その『卵活』では妊娠できないかもしれません。
あなたが、
もっと若いころに妊娠しておけばよかった…
と後悔している姿をぜったいに見たくないでこの投稿をします。
こんにちは! 妊活プレップ整体師の竹内昭夫(たけうち あきお)です。
私は39歳以下の原因不明の不妊症でお悩みの女性に、
妊娠しやすいからだづくりを基礎から教えています。
このブログでは「患者さん目線で役に立つ情報」を心がけて情報発信を
していきますので、 今後ともよろしくお願いします。
卵活のメリットは若いときの卵子を保存することができること
ここで『卵活』という言葉を初めて聞く人への解説をします。
採取した卵子を凍らせて長期間保存しておいて将来的に妊娠したいと思ったときに体外受精させるという妊活のことを指すようです。(ほかの意味で用いている方もあります)
「悪性腫瘍などの治療により、医学的にみて卵巣機能が低下すると予想される場合に、医学的な適応で未受精卵子の採取・凍結・保存を実施する必要性を認める」(日本婦人科学会)
このように、本来は病気でやむを得ず実施するべき手段として行うべきこととされていますが、
妊娠や出産の時期を調整したいという目的で、結婚前に卵子を凍結しておいてゆっくりパートナーを探したり、バリバリ仕事をこなしたいとお考えの方が意図的に
このような妊活をするというケースが増えてきました。。
その背景には、若くしてまだパートナーがいなくても卵子を保存するために、不妊治療のように採卵を毎回行う必要がなく、身体的・精神的負担を軽減できるということがメリットとして注目されているようです。
女性の活躍に伴い晩婚化・晩産化が進んでいるので、若いうちに健康な卵子を残して不妊治療を何度もすることなく赤ちゃんをさずかりたいというわけです。
卵活って素晴らしい!いいことばかりじゃない!!
という気持ちはわかりますが、飛びつくのはちょっと待って欲しいのです。
卵活のデメリットは、卵子が死滅したりなどのリスクと母体の老化に伴う妊娠力の低下
これまで『冷凍卵子保存』のデメリットの部分にあまり焦点が当てられていなかったのですが、
この『冷凍卵子保存』ではすべての卵子が受精卵になるわけではなく、保存している間に卵子が死滅してしまう可能性もあります。
また、移植や妊娠中そして分娩時に体への負担があるため子どもへの影響も不透明です。
そして、最大のデメリットはあなた自身が老化することよって妊娠中のリスクも高くなるということ。
人の成長について、視力や聴力は 10歳,感染に対する抵抗力は 15歳,知的能力は 20歳,筋力と協調運動は 25歳でそれぞれピークに達するといわれ,その後は徐々に低下します。
それぞれの器官が一定の年齢から成長が低下するわけですが、これは言い換えるなら老化に転ずるということ。
妊活プレップ整体では、あなたが自宅で骨盤矯正できるように指導します
妊活プレップ整体の個別相談に訪れるかたは、ほんの数年前までずっと変わりなく一定していた、
● 生理周期
● 経血や「おりもの」の質と量
● 生理時の下腹部痛などが
数か月前から乱れるようになってそれから元のように一定した状態にならない。
そして、クスリを処方され服用しているがまったく変化する兆しがない。
という相談がとても多いのです。
このようなケースでは、
20代のころには(恐らく)なかった『骨盤のゆがみ』が生じている可能性が高く、
私の経験上、ほぼ100%の方に骨盤のゆがみがありますので、
妊活プレップ整体では、自宅で自分で骨盤の矯正ができるようにあなたに合った骨盤矯正をご提案します。
「えっ、やっていただけるのではないのですか?」と言われます。
もちろん、私との個別セッション(整体施術)であなたの歪んだ骨盤は矯正しますが、
もっと大事なことは、『調整した骨盤をこまめに維持すること』なのです。
想像してみてください、もし、あなたが同じ立場になったなら、
● 妊娠するまで
● 妊娠初中期の安定期まで
● 妊娠後期の分娩前、
● 分娩後間もない産褥期
● 産後の骨盤矯正・・・
これらの期間ずっと骨盤矯正のために通うということを。
ずっと整体師の頼るのも大変ではありませんか。
30歳を過ぎると20代と比べて妊娠中や分娩に伴うリスクが高まる
たとえ、骨盤を矯正して妊娠を妨げる要因(生理不順など)が克服できたとしても、
老化に転じて免疫も低下している状態での妊娠は、感染症にかかってしまうリスクが上がるため、
結果として流産や赤ちゃんの先天性疾患の可能性も高めてしまいます。
将来的に赤ちゃんと出会いたいと考えているなら、
仕事をしっかりこなしたいという気持ちは尊いとは思いますが、デメリットもあることをご承知おきくださいね。
ちなみに日本産科婦人科学会によると高齢出産とは、35歳以上の初産婦と定義されていますが、1993年以前は30歳以上の初産婦で高齢出産と言っていました。
今では人数も多く珍しくなくなったため高齢出産の定義がひきあげられたという理由で、リスクが減ったからではありません。